2015年07月31日

はじめての……




吐 血 ♥







とまぁ、吐血してみてわかったんだけど、
アレって、普通に吐くのと気分的に大差ないのね。
ちょっと鉄錆くさいくらいで。

異物を口から吐くのは同じだから、当たり前っちゃ当たり前だけど。



あと今回汚い話でごめん。

じゃあの(一度言ってみたかった)
posted by リノイズP at 12:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月14日

イントロダクション

どれが誰のでしょう? まぁ、丸わかりだと思うが。



生まれて、そして気づいた時にはなにも無かった。
そして、それでいいと思っていた。
なにもいらない。生きてさえいれば。

生まれたばかりの頃は、憶えていない。まぁ当たり前だが。
物心付いた頃は、誰かの物を奪って生きてきた。
そのうち、盗賊ギルドに拾われて……いや、もっと前か?
よく考えれば生まれたての少年が、誰の庇護もなく生きていける
わけもなく…………まぁ、どちらでもいい話だ。

そう―――どうでもいい。
自分の人生のことなど。彼は、そう思っていた。

救い? そんなものは必要ない。
そもそも、彼は自分の人生を"不幸"などとは一時たりとも
考えたことはない。生きてさえいればめっけもの。
どうでもいい。自分の人生など。
他人の人生ともなれば、なおさらで。
他人の財産を、そしてその生命を―――その手にかけることなど、
なんとも思ってはいなかった。

そう、いなかった筈なんだ……あの馬鹿共と出会うまでは。





ただ助けて欲しかった。
大きな救いはいらない。
一欠片の小さなカビ臭い黒パン。
少女には、それで充分だった。

しかし、たったそれだけの慰みが、いつも得られるわけでなく。
むしろ、ほとんどを腹を鳴らして過ごす日々。
そして、今日も少女はいつもの場所で眠りにつく。
雨が降ればただそれを凌げるというだけの、潰れたパン屋の軒先。
入り口は強固に閉じられ、中へは入れない。
だから、"そこ"が少女にとっての唯一の"我が家"であった。

それで充分だった。
贅はいらない。自分には過ぎたものだ。
他の"友だち"たちと同じ、自分もそんな生活のなかで、
いずれ野垂れ死んでいくのだと―――。
そんな、幼い身空に似つかわぬ諦めが少女を支配しつつあったころ、
それは、ある日の夜明けと共に一変する。

「…………来るか?」

目の前には、一欠片の黒パンすら乗ってない汚れた手。
周囲には、呻き声を上げながら倒れている数人のチンピラ達。
おそらくそれは、単なる気まぐれだったのだろう。
今、その時を振り返ると、そう思える。
そして……その手を握り返したのも、また気まぐれ。

"その手"が救ってくれるなどと、毛ほども思っていなかった。
ただ、不思議と引き込まれた。
もしかするとそれが運命ってやつだったのかも知れない。

そして今―――"それ"が間違いではなかったと、強く確信している。
少女は今、幸せだ。





平凡な毎日だった。
羊の世話をし、時にその毛を紡ぎ、ニールダ様に祈りを捧げる日々。
それで良いと思っていた。自分の一生は、平凡ながら平穏で
それでなお幸せに生を全うするものと、まだ若い身ながら、そう考えていた。

しかしその平穏も、突如として乱されることとなる。
暴れまわる蛮族。次々と殺されていく、優しかった隣人たち。
何が起こったのかもわからぬまま、襲い来るその恐怖に小さな身体を
自ら抱きしめ、降り注ぐ蛮族の影に、次は自分の番だ。
そう覚悟したその時―――。

一閃の刀光……吹き出した血は自らのものではなく、倒れた影は
突如起こった暴虐の終焉を示していた。

少女の瞳に映るのは、たった今自分を救ってくれた救い主の後ろ姿。
かろうじて見えるその肌は青白く、その頭には他人が見れば
禍々しく感じられるであろう2本の角が、雄々しくそびえ立っていた。
少女には、それが何故か神々しく……そして悲しげに見えたのだ。
少女の当時の記憶は、それが全てだった。

―――それから5年後。

羊毛を手入れするためのブラシの代わりに、その手には戦うための鎚が。
そして、その胸には聖印が掲げられている。
深々とした一礼を終え身を起こした少女の顔は、5年前と寸分変わらぬ
優しげな笑顔。しかしその胸には勇敢なる決意。
その意思は、ただ一人の人物と出会うためだけに。
そして、ただ一言伝えるためだけに。

そう、「ありがとう」と―――。





山の中を駆けずり回りながら生きる、純朴な少女。
数年前に両親を事故で失ってからは、独り逞しく生きてきた。
決して楽ではないが、特に大きなトラブルもない平穏な日々。
動物たちに囲まれながら、自給自足の平和な日々を過ごしていた。

しかし―――。

突如現れた蛮族と魔物の群れ。
壊されていく平和だった日々。荒らされていく住処。
そして、失われていく動物たちの命―――。

いっその事、自分も動物たちと共に―――手製のナイフを構え
いざ正に蛮族たちへ飛びかからんとしたところ、変化が起こった。
鋼の鎧に身を包み、疾風の如く駈け出し、次々と蛮族共を
切り裂いていくその勇姿―――少女の瞳はいっぺんに釘付けとなった。

―――自分もこんなふうに戦えるようになりたい!
この瞬間、少女の未来は決定付けられたのであった。





「"いざ"という時までは動かないものだ、貴族というものは。
 その代わり、有事には命をかけて国家と領民のために戦う……それが貴族だ」
そんな両親の教えに従い、なにもしてこなかった160年間。

"いざ"という時のために己を磨くということもせぬまま、たた漫然と時が
過ぎてゆくことに疑問を感じ、また以前から興味を持っていた「服飾仕立て」の
仕事についていろいろ勉強していたところ両親に発見され、多少諍いに。
そんなことを何度か繰り返すうちに、両親の言い分がただ「働きたくないだけの
言い訳」にしか感じられなかった彼女は、ついに家を飛び出してしまう。

そしてまずは、いつしか胸に抱くようになった"夢"―――仕立て屋を目指す為に
まずは資金を得ようと冒険者を目指すことに(ここでどこかに弟子入りしよう
などと発想できないあたり、やはり思慮はあっても世間知らずとしか言えないの
かもしれない)



うん、実に"ちゅうぬ"だ。

と、いうわけなので、そういうことで。
posted by リノイズP at 10:18| Comment(0) | 卓ゲm@ster | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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